この歳で飾り巻き寿司教室の免許を取って頑張ってます。
2008年02月08日 (金) | 編集 |
関東でも積雪となった3日午後。
ハスキーのべん君を里親さまのお家へお届けして来ました。

毛布に包まれ抱えられてお家へ到着。
見慣れぬ場所で少し興奮するべん君をなだめつつ、
用意してくださっていたべん君所定の位置へ移動~。

そこで私は『奇跡の時』を見ることとなりました。

本当に本当に驚きました。
こんな瞬間にはもう2度と立ち会えないと思います。。

脳梗塞と心臓発作を併発したと見られる症状から、
もう自力で立ち上がることは出来ないとされていたべん君。

「寝たきり」のべん君。
自分の頭すら持ち上げる力のなかったべん君。

そのべん君が、
ぐっと立ち上がり数歩歩いたんです!

もちろんその後ダダーンと倒れてしまいました。
あごも打ち付けました。

でもその一瞬の出来事に、
里親さまも私たちも一瞬息を飲んだあと 大歓声をあげました。

べん君はきょとんとしていたけれど、
それは奇跡の瞬間でした。
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べんが愛してやまないMちゃんと♪


その後べん君は底抜けに明るく笑顔のたえない里親さまのそばで落ち着き、
病院では1度も見られなかった支えを利用してお座りの状態で里親さまに甘えていました。

お顔をペロペロ。。優しく静かになめていました。

後から聞いたところ、
お世話をしてくれた病院スタッフさんにも、
そんなことは1度もなかったことだそうです。

べん君は手を触られるのをとても嫌がり、病院スタッフさんにも触らせず、
私が触れてしまったときには唸り歯をあてたのに対し、
Mちゃんはずっとべんの手を握り、べんもそれに身をゆだねていました。
とても穏やかに。とっても嬉しそうに。
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手をつなぐMちゃんとべん。

これからの介護で大変なこともきっとたくさんあることと思います。
意思の疎通ができないジレンマを感じることも多々あると思います。

でも、べんがうんちを漏らし吠え伝えたことを、
笑いながら、褒めながら、すべて受け入れる里親さんだからこそ、
べんは立ち上がり、手を握らせ、お顔を舐め、愛情を示したのだと思います。

年を重ね頑固になり、
思うように動かない体にいらだつべんの心を一瞬で掴んだ里親さまや、
長年の飼い主と離れ、それでも人を信じることを恐れないべんの優しさに触れました。

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平成20年1月30日 病院にて撮影


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平成20年2月2日 里親さま宅にて撮影

里親さまとべんが一緒に過ごす時間が1日でも長いこと。
そしてそれがとても穏やかで幸せな時間であることを祈っています。

応援してくださったみなさま。
本当にありがとうございました。



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動物を迎えようと思うとき、
当然やってくるその子の老い、介護のことを考えなくてはなりません。

家族と迎えたからには、
そこに必ず、天寿をまっとうするまでの『飼育責任』がついてきます。


私は、この子の介護がしたい!出来る!と思えなければ、
どんなに可愛く思っていても迎えることは絶対にしません。


迎えるときに別れるときのことまで考えるのはもしかしたら難しいかもしれません。

でも、迎えたからには別れは必ずきますから、
見送る覚悟や状況が整わないことが予想されるのであれば、
迎えずあきらめる潔さも必要だと思っています。

それは情けないことではまったくなくて、
むしろ優しさだと思います。


例外なくすべての子に優しい最期が来ることを願っています。

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